蒼馬を見たり 03 蒼馬を見たり
蒼馬を見たり 03 蒼馬を見たり / 感想・レビュー
Rion
林芙美子の絶版本を青空文庫で読破。世田谷文学館の展示会がきっかけ。詩をみるとインパクトの強い言葉ばかりで興味を持った。貧乏をテーマにした詩はめそめそ悲しいか明るく生きる!という感じだが、林の詩は貧乏に対する抵抗歌だ。気に入ったのは自序、苦しい唄、お釈迦様、女王様のおかへり、一人旅、情人、酔いどれ女、燃へろ!、失職して見た夢。どの詩も音楽をつけて誰か歌ってほしい。特に「善魔と悪魔」とか。自分で鬱憤を晴らすように声に出して読むべし。辻潤、石川三四郎のアナーキーな人が序文を寄せておりそちらも面白い。ウヲオ!
2018/05/30
sayu
★★★☆☆
2016/08/30
感想・レビューをもっと見る