下町
下町 / 感想・レビュー
まろまろ
戦争から還らぬ夫を待ちながらお茶の行商で下町を回る主人公・りよ。疲れはてた道中、家で休ませてくれた鶴石に心を開いていく。不安と寂しさと疲労の中で生きていく冷えた心に染みていく男の温かさ、ほんのはかない幸せがりよの全てだったのに。そこに突然の悲劇が・・。食べていくことしか考えられない戦後の爪痕を垣間見せられた気がした。
2024/06/23
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