うつせみ
うつせみ / 感想・レビュー
しゅん
『日本小説技術史』を読みながら。渡部直己言うところの「裁断」が効いてるからか、はたまた私の文語読解力が貧しいからか、途中話の流れが取れなくなる場面もあるが、四章の冒頭、精神の病にふせる雪子を見舞う兄の描写から始まる一文が三十行以上句点なしで続くところなどにその長さを意識させることなく読ませる力が感じられて、多くの文学者が賞賛する才人ぶりを垣間見れた気がする。とはいえ、もっと文語に慣れ親しまないと一葉のいい読者にはなれないなというのが正直な感想です。病の原因を一切語らないところは確かに「裁断」かも。
2017/05/17
May
小品ではあるけど、待ち時間を利用して、青空文庫でとぎれとぎれで読んだので、文章のリズムの心地よさと、今とは意味が違っている言葉があることばかりが記憶に。初樋口一葉かもしれない(学生時代に教科書でよんでるかな)。
2017/04/16
ゆづき
読む速度と理解の速度が合わず、途中から何を読んでいるのか分からなくなってしまいました。再読します。
2022/04/07
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