大つごもり
大つごもり / 感想・レビュー
かふ
樋口一葉の文学が確立される最初の作品。『大つごもり』『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』『別れ道』を書いた時期を「奇蹟の14ヶ月」言う。一葉の文学の特徴は文語体(七五調)の中に江戸っ子言葉を入れて、即興演奏のよう。言葉のリズムも語り手の主体は、ジャズのよう。意味も大切だけど感じることが優先される。大晦日の大掃除の合間にちゃちゃっと読んでしまいましょう。声を出して朗読するがよし。リズムの心地よさの中にめぐるめく言葉・言葉の氾濫するストーリーは、コルトレーンの「シーツ・オブ・サウンド」のよう。
2021/12/31
酒飲み本読み
★★☆☆☆ 現代語訳版がないと半分も分からない
2018/12/31
utyuni_ikitai
昔の言葉がいっぱい使われていたり慣れない文体だったりしてあまり内容が理解できなかった。大晦日の忙しない雰囲気だけは少し味わえたような気がします。今度は現代語訳で読んでみたい。
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