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鶏

作家
森鴎外
出版社
ゴマブックス
発売日
2016-07-20
ISBN
9784777166046
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鶏 / 感想・レビュー

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マカロニ マカロン

個人の感想です:B。読書会『或る「小倉日記」伝』(松本清張)に名の上がっている短編だが、読み始めて、以前読んだことがあると気付いた。『阿部一族・舞姫』(新潮文庫)に収められていた。独身で小倉に赴任した石田少佐参謀(鷗外自身の体験が元のようだ)が借家をし、下女と別当(馬丁)を雇うが、主人の食料を勝手に持ち出したり、鶏が産んだ卵を全て横取りしたりする。やがて石田は二人をクビにする。小倉の人をディスるような内容だが、使用人二人の図々しさは逞しくもあり、ユーモラスでもある

2022/01/03

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