漂泊
漂泊 / 感想・レビュー
ぽんくまそ
未完の小説。函館の大森浜で座り込んで、ゆったりとだべり出す3人の若い男達。北海道を漂泊した啄木自身をモデルにした男が行き当たりばったりで、あとの2人は、あきれたり、共感したりしているようだ。男3人揃えば、とりあえずの話題は女の話か。春の曇り空と海の描写が絵画的で、啄木が生活歌人である前に自然詩人だったことをうかがわせる。なんか持て余しとんなあ。書きかけで途切れているので、感想は以上で終わり。大森浜はいい所だよ。でも晴れると対岸に工事中の大間原発まで見えるんだ。そんなもの見たくないんだよなあ。
2023/02/20
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