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「その後」のゲゲゲの女房

「その後」のゲゲゲの女房

「その後」のゲゲゲの女房

作家
武良布枝
出版社
辰巳出版
発売日
2018-09-13
ISBN
9784777821594
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「その後」のゲゲゲの女房 / 感想・レビュー

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ホークス

2018年刊。とても丁寧で謙虚。水木氏晩年の、ご家族の苦労を知ることができた。共に戦争や貧しさを乗り越えてきただけに、失った悲しみは深い。私は50才を過ぎて水木氏のありがたみを感じた。自分では中々たどり着けない言葉が本書にも出てくる。「人生なるようにしかならない。ならば、明るい気持ちで生きて行こう」(怒りや妬みに囚われない)。「緊張せんでええ。お母ちゃんはお母ちゃん以上にはなれんのだから」(プライドや見栄に縛られない)、等等。著者はこんな夫を一つの環境として、自身の人生を淡々と語る。読んでいて気持ちいい。

2024/07/16

yamatoshiuruhashi

新聞広告で続編が出ていることを知り手にする。とは言え、新刊ではなく、平成30年9月の奥付け。水木センセイの亡くなる時のこと、その後に著者がどのような心持ちを辿っているか。水木センセイの思い出。あちこちと話は広がるが、どれもこれも著者らしい夫との気持ちの繋がりを感じて、ほんわかとなる。

2024/07/08

ちはや@灯れ松明の火

激流にのまれる日々の中でも決して離さなかった手はいつだって優しかった。ダブル入院が終わりいつもの暮らしが戻った後の唐突な別れ、お世話になった方々によるお別れ会、あの日から止まった心の時計の針。富士山の山小屋でのハチの思い出、妖怪たちに守られたお墓、娘たちにせっつかれて購入した結婚指輪。遺してくれたものの愛しさ。時代を反映して甦り続ける鬼太郎、何気ないやり取りを書き留めたノート、遺された家族の人生の指針となる言葉。ありがとう。あるがままに、すべてに感謝して生きていく。いつもそばに居る大切なひとを感じながら。

2021/02/11

aloha0307

幼少から鬼太郎ファン☺ 90年代半ば”水木ロード”開設では境港まで行ったなあ(妖怪ブロンズ像たくさんに感激⚡ 当時は閑散としてました)。松下奈緒さん好演の”ゲゲゲの女房” このときは水木先生はお元気で百歳まで生きてくださると思ってたのに。”幸福菌をばらまいていた”水木さんの逸話&写真が満載 布枝さんと2人のお嬢さんの笑顔満面スナップが素敵です☺ 未来年表もいいですよ(2032年に布枝さん100歳)☺ 

2018/12/01

あーびん

”ゲゲゲの女房”布枝さんが綴る、夫水木しげるの思い出とその最期。水木先生を支え続けてきた姿から滲み出る謙虚さと夫に対する深い愛情。ほんとうに素敵なご夫婦だわぁ。次女悦子さんの水木語録が笑える。「お前は航空母艦のような(長い)顔をしちょる」「でも航空母艦がなかったら、飛行機は降りられないわよ」奥様、さすがの切り返しです。

2019/07/13

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