完全復刻版 「パリー東京」「さくら並木」
完全復刻版 「パリー東京」「さくら並木」 / 感想・レビュー
Mercy
たまたますれ違った人とさえ、フランス語で会話するあたり、これはコメディなのか?とおもわず表紙を見返したが、違うようだ。「パリ~東京」は56年に貸本として出版された、少女漫画の伝説的な先駆けとして記憶されている。しかし、作中の世界は、生活感がなさすぎて、好みに合わなかった。仮に作中の時代が出版年と同じだとすれば、主人公の真弓は「贅沢は敵だ!」と喧伝された頃の生まれのはずなのだが...『マンガの教養』に列んでいたので、手にとった。ただ、巻末の著者や松本零士へのインタヴュー、そして短い作者論は貴重。
2016/03/18
サト
イラストとは違う空気感と時代の色。母のことはママンと呼ぶのに、父のことはパパと呼ぶ。さくら並木、いい感じの百合感。と感じるあたり読み込めてないのだろうな。スポ根ものにもありがちだが、上級生をお姉さま呼ばわりして慕い好むさまは、無意識下での百合的感情としか思えないけどなー。どちらも内容はわりとえげつない突っ込みどころがあって面白かった。
2015/12/14
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