からすの子 (復刻名作漫画シリーズ)
からすの子 (復刻名作漫画シリーズ) / 感想・レビュー
Vakira
三平さん哀悼読書第4弾。「消え行く少女」と同じ頃の62年も前の貸本屋時代の作品。これも多分サドストーリーと思い、覚悟して読みました。戦後の成長期、戦争の影はありませんが、まだまだ貧困暮らしでアパートではなく長屋が存在してた頃の話。どういう訳か赤ちゃんが取り換えられてクロンボになってしまう。だからカラスの子。その赤んぼはやがて少女へ。肌の色が違うので虐められます。出ました。貧困と差別と虐め。しっかり白土三平さんメッセージ。救いは正義感の強い友人の少年の存在。この少年のキャラがやがてカムイとなったんだね。
2021/11/03
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