時には漫画の話を (小学館クリエイティブ単行本)
時には漫画の話を (小学館クリエイティブ単行本) / 感想・レビュー
ぐうぐう
川本三郎の漫画に関するエッセイやコラムをまとめた本書。古いものでは1970年代に書かれた(岡田史子を取り上げた)ものもあれば、吉田秋生『海街diary』のような最近(本書の刊行は2012年)のものまで、幅広い作品が紹介されている。その吉田の『櫻の園』を小児ぜんそくの視点から捉えて語っていたり、あるいは「つげ義春は風景の発見者であり、路地裏の散歩者である」と端的に表現していたりと、読ませるエッセイとなっているのはさすが。(つづく)
2022/05/27
阿部義彦
図書館本2012年小学館クリエイティブ刊。評論家の川本三郎さんの極私的漫画論。岡田史子、大友克洋、高野文子、ヤマザキマリ等。ほぼ半分を使って語られるのがつげ義春で、特にその旅の跡とその周辺に関しては詳しいです。『他方でつげ義春は知られてない異様な温泉も訪れている。その温泉は定義温泉という。宮城県の山奥にある。仙台からバスで二時間の所にある。ガイドブックには載っていない、何故なら~』仙台在住の私は1981年にここに治療の為宿泊しました。大震災で営業を止めて今は廃墟になってますが。つげさんも来てたとは驚き。
2023/03/21
ruki5894
とっても面白かった。読んだことあるものからないものも。ただ残念なことに今は入手困難なものもある。今は、吉田秋生を読み返して、これから高野文子を読み直す。図書館から借りた本だけど、欲しくなっちゃった。
2012/07/27
イカ男
著者の守備範囲の広さに感服する。文学評論、映画、町歩き、翻訳、そしてマンガ。広さだけでなく、内容の掘り下げが深い。
2012/11/08
月華
図書館 思っていたよりもかなりかたい内容でした。
2012/07/28
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