完全版 ぼくらの(4) (小学館クリエイティブ単行本)
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完全版 ぼくらの(4) (小学館クリエイティブ単行本) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
愛蔵版での再読。子供たちの自己犠牲に目がいってしまいがちだが、この物語の導いてくれる場所は遠くて深い。敵を倒せば自分の命も失われるというルール。けれど子供たちには、それより重い問題がのし掛かる。相手の世界がまるまる消える(つまり大量虐殺の責任を負う)、戦場に立てるのは自分だけ、まわりは誰も理解してくれない。消えていく命を計測できてしまう。自分を勝たす為に大人たちが犠牲になる。逃げる事の許されない戦場。今巻はアンコのお陰で事態が世界に認知されたが、戦場は待ってくれないし、理解もされないままだ。(続→)
2024/10/19
JACK
☆ 地球の命運をかけて巨大ロボットに乗って戦う少年少女たち。もし負ければ彼らの地球は消滅する。しかし、戦闘に勝ったとしてもパイロットは死ぬ。避けられない死を目前にして彼らはどうするのか。自分が死ぬとしても家族や友達のために戦うしかない。それぞれの家庭には様々な事情があり、複雑な家族への想いが描かれます。残酷で切ない物語。
2020/10/20
うぃ
3.0 構図的に描かない部分があるのが上品。
2020/10/27
tamanya7
カンジ、他のキャラに比べて印象が薄かったけれど、一番揺さぶられた。 残り少なく閑散としたコクピットで、冷静に状況判断する一方、一見分かりづらい友情の厚さ、迷い、そして子供に託されるには重過ぎる選択。 今までの謎がだいぶ明かされたが、もうひと山ありそう。
2020/10/11
蝉、ミーン ミーン 眠ス
これまでの積み重ねによる覚悟の重みがしっかりと感じられる。
2022/12/31
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