完全版 ぼくらの(5) (小学館クリエイティブ単行本)
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完全版 ぼくらの(5) (小学館クリエイティブ単行本) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
完全版にて再読。現地球人ではなかったマチ、未契約だったウシロの二人がパイロットに。大人に任せる選択肢を採らなかった二人は、仲間たちの家族に会いに行く旅に。遺された家族たちの環境は様々だが、この遍歴はきっと必要不可欠だったのだろう。そしてマチを襲う悲劇。最終巻の主役はたぶんコエムシ。意地悪でひねくれ者だったコエムシが妹の為に決断し、ウシロを励まし、そしてパイロットになる。ウシロの闘いは数十億人を巻き込む虐殺戦を余儀無くされるが、ウシロとコエムシが初めてシンクロし合う。悲痛過ぎる闘いの結末。(コメントへ→)
2024/10/28
JACK
☆ 巨大ロボットで他の地球から来た敵を倒してきた少年少女たち。負ければ自分たちの地球が消滅し、勝てば相手の地球が消滅する。残酷な世界の選別は神の仕業なのか。残ったパイロット、町洋子と宇白純の2人は死んでいった仲間の遺族を訪ねる旅に出る。過酷な運命を背負わされ、世界のために散っていくのは辛いが、ほんの僅かな希望も描かれている。描き下ろしの前日譚は必読。消えそうな花火を見ながら宇白がつぶやく「人の命みたいだ」という台詞。この時はまだ自分たちの過酷な運命を知らないんですよね。涙が出ました。
2020/12/02
ささやか@ケチャップマン
きちんと物語を完結させたな、という印象が強い。面白かった。
2023/03/04
蝉、ミーン ミーン 眠ス
読破することにとにかくエネルギーを使う作品なので読み始めるまでには時間がかかってしまったが、一旦読み始めさえすればこの世界に引き込まれあっという間に読み終えてしまった。描き下ろしの前日譚もこの作品を構成するピースとして過不足のない内容だったしこれでようやく完全なぼくらのを味わうことが出来て感無量。
2022/12/31
わーぷ
最後まで後味悪かったけど、最後の最後はしんみりした。書き下ろしの前日譚は自然学校初日の出来事。
2020/11/04
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