永遠の0 (ゼロ)
永遠の0 (ゼロ) / 感想・レビュー
mitei
読後感はとても爽やかな気分になった。特に最初の一ページめから感動の嵐で何度となく泣きそうになったが電車の中なので涙目で我慢できた。本書の中では高山がいいキャラだったが個人的には下士官クラスは優秀で上官が無能だったと言う論調は少し違和感を覚えた。特攻は確かに外道だと思うがそこまで命をかけた方々がおられてアメリカもフィリピンのような過酷な植民地支配が出来ず日本の国体護持という最後の砦が守れたのだと思う。
2016/04/12
takaC
読者層が広がり色々な意見を目にするが、自分個人としては好きな話。
2013/12/21
よむよむ
26歳の孫が、26歳で特攻に散った祖父の《真実》を追い求める物語。久しぶりに大泣きさせていただきました。宮部氏は架空の人物でしょうが、彼とほぼ同じ状況であったという特攻隊員が何百人といることでしょう。彼と家族の無念に、深い感動と悲しみが衝撃となって押し寄せ、涙が止まりませんでした。と、同時に《大本営の高級官僚》たちの無能ぶりに心底怒りが湧きました。姉弟に語らせている通りなら、彼らは完全な無駄死にだったのです。知らなかったことだらけで愕然としました。この大馬鹿者たちについてもっと知りたくなりました。続→
2010/05/31
紫 綺
何ということだ。小中高と鹿屋市に住んでいたのに、慰霊塔に遠足に行ったのに、自衛隊の桜祭りで零戦も見たのに、本当の意味での特攻隊、第二次世界大戦を知らなかったことをとても恥ずかしく思う。飛躍的な復興と引き換えに、道徳心を失った日本人の将来や如何に。
2014/01/11
そのぼん
とあるきっかけで、祖父の人生を色んな人からインタビューしていくことになった姉弟の目線でストーリーが進んでいきました。そこで、語られた内容から戦争の前線で戦う人々が浮き彫りになっていきました。こういうことは、知識として知っていても学校の教科書の中でしか戦争を知らない世代にとっては実感として薄いんだろうな、と感じました。・・・自分自身も含めてですが。
2012/08/13
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