早稲田文学1
早稲田文学1 / 感想・レビュー
燃えつきた棒
「追悼 アラン・ロブ=グリエ」(2008年4月) 表からも裏からもどちらからでも読めるようになっている凝った造りの本。 最近、気がつけば、僕が若い頃に好きだった作家や哲学者たちは、もうたいがい亡くなってしまっている。 サルトル、安部公房、高橋和巳、大江健三郎、ドゥルーズ、フーコー… ヌーヴォー・ロマンの作家たちも、みんな死んでしまった。 僕自身が70歳なんだから当たり前のことではあるが、いまさらのように愕然としてしまう。 まさに、これが「老いる」ということなのだろう。/
2024/09/13
マウリツィウス
【早稲田文学/ロブ=グリエ】シェイクスピアにおける現代思想論台頭序説、ソローキン以降における古典主義化されたロマン主義世界を導き出すのならば新約聖書起源とされたロブ=グリエの文体論もまた浮かび上がる。プロットを剥奪したのではなく「崩壊/解放」、デリダ理解を超越した領域意味がロブ=グリエ、古典主義ではない現代思想論は思考化を無効とさせていく。そして、書簡『ローマ書』にあるように、『ヘブル書』へとも連なりますが古典主義と新約主義を現代思想定義から撤廃させたグノーシス論を否定していく基本趣旨主題集が求められる。
2014/02/01
ルンブマ
ロブ=グリエ特集。これを読むと、ラカン派が後期ラカン思想の体現者として持ち出してくるジョイスが、そこまで適任者であるとは思えなくなってくる。なんだかロブ=グリエの方がふさわしいと思えてくる。クロード・シモンとロブ=グリエの対立関係が、フロイト的無意識とラカン的話存在の対立関係と重なるように思えてくる。これについては今後、論文なり何なりで詳細に書きたい。
2021/02/14
メルキド出版
蓮實重彦「批評の断念/断念としての批評」読了。元気が出た。
2011/12/30
ありる
未映子さんは美人だ
2008/05/27
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