地球のレッスン
地球のレッスン / 感想・レビュー
kana
メキシコ先住民によれば《人は正気を保つために一日に三回のハグがどうしても必要だ》とか。具体的なところが好きなフレーズ。世界中を旅して特にネイティブインディアンにインスパイアされた著者が、地球と共に生きることに関する思想を詩集としてまとめあげた作品。スピリチュアル系として捉えるよりも、ブルックリンパーラー的な本棚で「自然」という棚に並べて、文化人類学的にオシャレに楽しむ方が最初の向き合い方としては良いんじゃないかと。ミシマ社のレビュー本で絶賛されていて手に取った一冊。良き出逢いに今日も感謝です。
2015/04/19
大門寺豪徳
スピリチュアルでナチュラルな本。ネイティブアメリカンの教えが殆ど。20代前半はこういった考えに少し浸かっていた。昔はナチュラリストが今はエコノミストの様になっている。自分の中で上手く良いとこ取りをしたいので、これからもこういった本は読み続けるつもりでいる。自然や生活、地球に暮らす人々、目に見えないものを大切にすることを再認識する。政治や宗教、ビジネスの世界のリーダー達に読んでいただきたい。チェロキー族の言い伝え「今より七世代後の子供達に与える影響を考えながら、あらゆる行動はおこされなくてはならない。」
2015/01/24
もも
どうかこの世界を、平和と愛と美で満たしてください。そんな祈りを心からすることができたら、さぞかし心が満たされている状況なんだと思うし、そうなるように日々心を磨いていきたい。優しい口調で、今私に必要な言葉がちりばめられていました。ここから先、行きていくためには、お金じゃなくて精神的な豊かさが必要だと思う。
2016/12/03
Yukiko
このごろ、お金のことをよく考える。この本を読んで、お金で買えないものについて、もっと考えようと思い直した。内容はその通りと思うし、1980年代から今まで身近に出会っている価値観なのだけれど、知っているということと、そう生きられるということは、違う。大事なものだけ大事にして、シンプルに生きたいと思う。愛する、安心する、質素に暮らす。与える。見返りを求めない。最初の3つが難しい。
2016/02/14
テツ
スピリチュアル的な考え方を全肯定するわけではないけれど、食物連鎖の円環から外れてしまったときにホモサピエンスは孤独になったんだなという気はするな。食ったり食われたりして最終的に土に還り地球の一部になるという営みは孤独からはかけ離れた地球のゆりかごなのかな。今更文明社会や便利な道具から離れて完全なナチュラリストとして生活していくのは僕にはとても無理だけれど、ネイティブアメリカンの世界観などにときおり触れて、現在の文明社会とは全く違う世界も存在する(した)ということだけは覚えておきたい。
2015/06/16
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