ボックス! 上
ボックス! 上 / 感想・レビュー
おしゃべりメガネ
イッキ読み必至な作品でした。何気に手に取り、サラッと読み進め・・・てるレベルではなくなり、ボクシングの蘊蓄もとても丁寧にかいていて、まるで自分がボクシングをしているかのような気持ちにさせてくれました。キャラの特色も、とても明確にぶれることなく書いているので、登場人物に感情移入しやすく、手に汗握る青春スポーツものとしては自分の中で、最高峰に位置する作品です。改めて、この作者さんの『永遠のゼロ』しかり『モンスター』しかり、それぞれの作品における知識の深さには本当に驚愕し、厚さ関係なく、読みやすい作品でした。
2010/07/19
そのぼん
ボクシングに打ち込む男子高校性の物語。以前に映画の方を見たことがあったので、すんなりとストーリーに入り込むことができました。下巻にも期待します。
2013/06/26
ゴンゾウ@新潮部
ボクシングってつくづくサイエンスだと思った。ただむやみに殴り合うのではなく理論に裏付けられた技術がある。天才肌の鏑矢と努力家木樽。対象的なふたりがどう成長するのか。鏑矢はちょっと危うさがあり目が離せない。ふたりの本気の激突がみたい!
2017/11/04
i-miya
2011.05.10 (カバー裏書) アホでおちゃらけ、が天才ボクシングセンス。鏑木義平。恵比寿高校ボクシング部に木樽優紀入部。いじめ。特進コース、成績トップ。強くなりたい。大阪下町、少年二人、成長挫折、感動描写、読者渦巻、待望文庫、だ!!(百田尚樹) 1956、大阪生まれ。同志社中退。放送作家『探偵!ナイトスクープ』など。2006、『永遠の0』作家デビュー。いま最も期待の作家。
2011/05/10
ntahima
高校ボクシングを通しての青春。昔はスポーツ青春モノと言えば漫画が一般的であったが知らぬ間に小説の一ジャンルになったようだ。最近読んだだけでも『武士道16/7/8』『風が強く吹いている』『サクリファイス』等々。積読にも10冊以上ある。先達としては夢枕獏がいるが、氏の作品はスポーツや青春の、そのまた先の【狂】を描いたものなので、かなり毛色が異なる。さて本作であるが一言で言えば、まっすぐな青春。嫌な人物が殆ど出て来ず展開もほぼ予想通りにも拘わらず、一気に読ませるのは著者の筆力のなせる技であろう。下巻への期待大!
2012/03/26
感想・レビューをもっと見る