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作家
東島 誠
與那覇潤
大竹弘二
吉沢 正巳
白井聡
鈴木一誌
東浩紀
千葉雅也
スガ 秀実
レベッカ・ソルニット
大澤真幸
池添彰
出版社
太田出版
発売日
2012-05-09
ISBN
9784778313227
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atプラス12 / 感想・レビュー

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翔亀

東浩紀/千葉雅也「震災以降の哲学を考える」を読む。「一般意志2.0」の後日談。千葉は新進のドゥールズ研究者なので話題はフランス現代思想が軸だが、震災後、改めて多様な人々にシンプルに伝えることを大切にするようになったと語り、「現代思想系の人たちはどうでもいい」と東は言い切る。興味深かったのは、「一般意志2.0」でも小松左京がツイッターを予見していたと引用するくだりがあったが、左京の思想的影響が大きいと述べている点。その前に横たわる西田幾多郎から梅原猛までの京都学派の系譜を評価している。意外ではあるが納得。

2014/03/15

翔亀

巻頭対談の東島誠/與那覇潤「歴史学に何が可能か」を読む。同じ両者の対談本「日本の起源」の前日談。版元が同じなのに、この雑誌の対談を単行本に収録しないのも一つの見識か。雑誌版は、より二人の近著に即しながら、<江湖>と<中国化>という歴史概念が、現実の活動にどう結び付くのかという観点から語られる。特に、<共同体>の持つ助け合いと排除という相反するメカニズムと、共同体を出発点としながらそこから越境して他者への回路をどう結ぶかという問題意識に共感した。二人の著作を追いかけたくなった■93

2014/02/13

小鈴

いや~、びっくりしました。與那覇潤に関心を持っていたので、次号のat プラスの刊行をチェックしてたのに、既に5月に出てました(笑)。本屋って重要ですね。これからはブックファースト新宿店から、神保町の東京堂にシフトします!で、やはり東島誠×與那覇潤の対談は買って読む価値があった。歴史学に何が可能か、というタイトルだが、公共圏、共同体などのタームに関心があればぜひ。それにしてもブックファーストでいつも平積みにしてる棚をチェックしてたのに、見落としてしまったのか!?あそこは雑だからな、色々と。

2012/07/17

mym

「これからの哲学はでかい話をしなければならない、スケールの大きい人類史的な話をしなくてはいけない」個人的には、そうしたでかい話に、安堵し支えられている部分があると感じている。自分の周りの細かい話、生活、収入、職場、そんなことは手段であって、もっとでかいものがあって生きるのではないのか、と思いたいのだろう。だけども、そうした細かい話の条件で、人間は縛られてもいるのだというおはなし。

2012/07/08

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