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atプラス23 / 感想・レビュー
e.s.
新宿ルミネにあるベルク店主へのインタビューが興味深い。戦時下に店主の祖父がかかわった借家法改正は、借主の保護を図る福祉リベラル政策であり、総力戦体制を推進するものだった。戦後その祖父が社長を務めた新宿駅ビルが、2006年にマイシティからルミネに変わるとともに、ベルクに対し、定期借家契約が突きつけられる。2000年に成立した定期借家制度は、貸主が一方的に借家契約を打ち切ることのできる、まさにアフターリベラルな制度なのだ。
2015/06/10
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