復刻版 昭和の劇
復刻版 昭和の劇 / 感想・レビュー
つじー
名脚本家・笠原和夫の仕事人生を追ったインタビュー。『映画はやくざなり』を読んでたので、それを補完する役割を果たしてくれた。笠原さんは一本軸がある脚本家職人って感じがする。リアリズムに対する見解が面白かった。戦前の共産党を調べてこれはアクションにできそうだし、『仁義なき戦い』みたいな集団ものができると踏んだ話もおもしろい。『実録・共産党』の制作、実現してほしかった。それと、軍に入ったことある世代の戦前観や日本観がすごく実感ともなって語られてて興味深かった。同じ戦前世代でも違うんよな。
2023/02/09
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