心の問題 武富健治作品集
心の問題 武富健治作品集 / 感想・レビュー
つかさちゃん
「心の問題」「ごめんねロック」はもちろん面白いが、巻末の「右馬之佐東行日記」が結構お気に入りで、このシリーズの作品が描き溜まって単行本としてまとまることを期待している俺ガイル。
2013/04/07
GEN
とにかく、表題作の「心の問題」が必読!「夢のような憧れが潰えたとしても、きっと近くであなたを見つめている人がいる。」。そんな歌や作品は人を馬鹿にした戯言であると言い放つ痛快作です。つまり痛くて快感です。読む者の心を生々しく抉るのが文学作品とすれば、これは間違いなく文学作品です。しかしながら、「実は身近なところに潜む幸せってあるんですよ。今の私がそうなんだから」という人もいるかもしれません。しかし、自分がツイてる人間だと気づいていないような者の言葉に、どんな値打ちがあるというのか。
2013/02/28
かやま
山野一の『四丁目の夕日』を読んだときに思った、最後にとってつけたような光明みたいなものがあるほうが、どん底のままよりもバッドエンドっぽい感じがする、という事を思い出した。
2012/11/30
hata
漫画読むぞーとわくわく読み出したけどなんか変だ。突然に昔の自分を責められてすごく苦しい。一度死ぬような経験を経て今の私がいる。でも、遠回りしてこんな道を通らなくても、知里達のように自意識に溺れず他人を尊重できる人もいる。私は通らねば学べなかったけど、通らずに済むなら通らない方が絶対にいい道。武富さんが後書きで若い読書さんの感想に対し仰っていた意味がわかった気がした。最後の一コマに涙。あの一コマは武富さんの優しさで、エールだと勝手に受け止める。いや、すごく面白かった!ホラー数編は怖すぎてお手洗い行けない。
2014/03/07
atyang
表題作の「心の問題」や同じ作者の「掃除当番」って、道徳の教材として有用なのではないだろうか?
2013/09/20
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