定本レッド 1969-1972 ①
定本レッド 1969-1972 ① / 感想・レビュー
はるを
🌟🌟🌟🌟🌟。連合赤軍あさま山荘事件までを描いた物語。前からちゃんと読みたいと思っていてやっと第1巻を手に入れた。分かってはいたけど情報量が多過ぎて一度読んだだけではよく解らない。再読していきながら少しずつ咀嚼していきたい。まぁでもこの連中の目指す世の中よりは今の方がマシなので国家転覆なんかならなくて本当に良かった。でも矛盾してるんだけどこの世界観、好きなんだよね。
2023/10/19
秋 眉雄
If I were you, I'd be in a band, not in Red.
2023/08/05
ドント
1970年代、様々にとんでもないことを行った社会主義活動家グループ「連合赤軍(本作中では別名称)」を描く力作の改訂版。全4巻予定、この1巻だけでも740頁。ゆるりゆるりと平たい石を積むように、慎重に、丁寧に、人間たちとその関係、徐々に追い詰められ、行き詰まり、煮詰まっていく様が描かれる。そしてカウントダウン、数字。語り口は乾いているのに冷たくはない。凄い。概要だけだと「何故こんなことが」としか思えぬ史実が、「しかしそれはあった、このようにして」と突きつけられてくる。しかしここはまだ入り口でしかないのだ。
2022/12/09
なつのおすすめあにめ
おっかねぇ……。
2023/01/16
sucksuckhello
大学生の時依頼の再読。今読んでみると、殺人は熱狂の中で勢いに乗って起きるのかと思いきや、理論と話し合いによる合意形成のもとに行われることがよくわかる。ただ彼氏に会いたくて山を降りた中途半端な空木が殺される謂れはあったのか。継続性がなく手段を選ばない理想は見ていて寒々しいが、一方、サステナビリティとかSDGsとかLGBTQとかで丸め込まれている現代の人々を見てると、理想を持ってみんなで困難を乗り越えようとする様は、不謹慎だが、羨ましいと感じた。
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