捕物帖の百年: 歴史の光と影
捕物帖の百年: 歴史の光と影 / 感想・レビュー
Genei-John
かつて「幻影城評論研究叢書」から武蔵野次郎の『捕物帳の系譜』が予告されていたが未完に終わり、後年、縄田一男が同名評論書を出すまで捕物帖の評論はなかったようだ。ただ、縄田一男の評論は本書でも述べられているように取り上げている作品が狭く、予告されていた武蔵野次郎の『捕物帳の系譜』の網羅性には及ばない。本書は『百年』の冠を掲げるとおりに捕物帖を概観し、未完に終わった『捕物帳の系譜』を再現するものだと思う。
2012/12/02
ワッピー
古典から異端、新世代まで鳥瞰できること、捕物帳のアジールとしての意味づけなど、自分にとっては参考になりました。
2010/10/10
野田有
横溝正史から坂口安吾までの流れが素晴らしいですね。後半がガイド本のようになってしまったのは勿体無いですが…でもエロス捕物帖は読みたい(えっ
2010/11/30
poefan
抜群に面白い。『鬼平』ですらかすんで見えてくる。野崎流捕物帳の歴史、切れ味抜群。
2010/09/01
感想・レビューをもっと見る