カート・ヴォネガット (現代作家ガイド)
カート・ヴォネガット (現代作家ガイド) / 感想・レビュー
MICK KICHI
ヴォネガットの全短編集が発刊中なので、改めて参考書的に読む。編集とイラスト・装丁を手掛けたYOUCHANこと伊藤優子さんのヴォネガット愛、人物相関図、ゆかりの地図、コミック、挿絵等が手書きで散りばめられています。作品解説はこれ以上ないくらいに詳細に、評論も様々な角度から書かれたものを収録。KVと大江健三郎氏との対談、短編2作も選りすぐりの内容。KV作品の重要な登場人物、架空作家のキルゴア・トラウトの作品リスト、キーワード集も充実。ヴォネガットを知るには最適の入門書です。ハイホー!ま、そんなもんさ...
2018/12/06
zikisuzuki
一番好き作家はカート・ヴォネガットと言ってみたり、コードウェイナー・スミスと言ったりしている。二人が描く未来のなんと狂おしいことか。 このムックを読んで一番の発見(多分に驚きをふくんでいるが)はカート・ヴォネガットの小説の魅力の核心をズバリ突いてきたのが当時高校生だった少年の言葉「あなたの作品に流れるメッセージとは『愛は負けるが、親切は勝つ』である」という指摘だ。ああ、私もそんな気はしていたよ、確かにそれに尽きるね。こうなったらこの先あまり長いとは言えないけど、私の人生訓にしよう。
2017/03/23
rinrin
【BOOK(2014)-112】!!!!!!
2014/05/21
しょぼ
ヴォネガット特集。大学時代にそれなりにヴォネガットにはまった身としては嬉しい人選です。最近(というか没後)になって日本でもプチブーム化してますが、普遍性は高いので別にいつ読んでもいいと思います。作風に関しては、帯のコピーが全てを表してる気がするので別にいいんですが、最近出た伝記がかなり内実を暴露してるっぽいので気になります。 あんまり関係ないですが、記事内で触れられてたアポロ11号の月面着陸時のクラークとの議論(特にシニシズムを貫くヴォネガットに対するクラークの切り返し)が大変面白かったです。
2013/04/21
つかさちゃん
So it goes.
2013/04/07
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