ソロー日記 夏
ソロー日記 夏 / 感想・レビュー
ソラーレ
すがすがしい気持ちになった!ソローの自然観察の日記。場所はアメリカ東北部の湿地帯、牧草地が広がる。牧草地からの朝日の眺めは素晴らしかったんだろうと想像する。現地の植物や鳥、気候などの知識が興味深い。心に残ったところは「人間であることは人間の仕事をすることである。私たちの源はつねに、努力することである。成功とは努力のことである、といっても良いかもしれない。奮闘は美徳本来の能力なのである。本当に働くものは彼の主人によってでなく、彼の労働によって報いられる。勤勉さはそれ自体報酬なのである」
2022/07/03
元気伊勢子
暑さが吹っ飛ぶような本。ベリー類に、カエルに、ルピナス。自分ももしタイムマシンがあったら1850年代のアメリカの自然を味わいたい。
2024/08/10
横浜中華街2024
1884年に出版された森の中で自給自足生活を営んできたソローの日記。詳細な自然の描写がとても美しく、ソローの自然に対する愛情と自然との近さが伝わっている。読んでいるだけで自分も森の中を散策している気分になってくる。ソローがいかに自然を愛し森の中で自然と一体となって日々を過ごしていたかがよくわかる。ソローこそが本当に充実した人間が本来あるべき生き方をしていたのではないだろうか。ソローこそが史上最も偉大なアメリカ人の一人であるという念を一層強くした。「森の生活」を読んで感銘を受けた人は一読をお勧め。
2015/08/26
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