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詩人小説精華集:ポエティック・ノベルズ

詩人小説精華集:ポエティック・ノベルズ

詩人小説精華集:ポエティック・ノベルズ

作家
長山靖生
出版社
彩流社
発売日
2017-12-05
ISBN
9784779124082
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詩人小説精華集:ポエティック・ノベルズ / 感想・レビュー

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ぶうたん

詩人の小説を集めたアンソロジー。既読は朔太郎くらいであった。必ずしも幻想的な作品が集められている訳では無いのが、期待とは違って少し残念なところではあるが、全集等でしか読めない作品も多く、貴重な作品集であることは間違いない。とは言え自分には難しい作品もあり全編楽しめたとは言えないが、バラエティに富んだ収録作品は新鮮で、良い仕事だと思った。一番気に入ったのは巻頭の啄木の掌編。夢小説とも言うべき作品で、強く印象に残ったので、できれば全集にも当たってみたい。個人的には大好きな大手拓次が無かったのが残念だった。

2017/12/20

ハルバル

詩人の書く散文というものは時になんとも始末に終えないナルシスティックな出来になり、感性に合わない者を容赦なく切り捨てていくが、それはやはり詩が個人的心情と切っても切れないものだからだろう。中ではユーモアとペソスに溢れる石川啄木と中原中也の作品、意外なところでは木下杢太郎の「霊岸島の自殺」が童貞が愛した女と結婚したけど処女じゃなかった!とウジウジ悩む話がなんとも悲壮感に満ちていて印象的だった。いつの時代もインテリ男ってやつはしょーもないことで悩むものだ(けど分かる気もする)。

2019/06/25

渡邊利道

近代日本の詩人たちが書いた小説的な書き物のアンソロジー。どちらかといえば地味で繊細な作品が多い。立原道造や猫町などの超メジャーは措いて、上田敏、左川ちか、斎藤茂吉あたりが面白かった。

2018/01/11

工藤 杳

資本主義(すけもとぬしよし)

2018/02/15

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