みんなで一緒に「貧しく」なろう: 斎藤貴男対談集 (かもがわCブックス 6)
みんなで一緒に「貧しく」なろう: 斎藤貴男対談集 (かもがわCブックス 6) / 感想・レビュー
inukumagorou
小泉政権あたりから強まって来たアメリカ由来の新自由主義が、これほどまでに格差と差別を助長しているということに驚愕する。これが杞憂であって欲しいと切に願う。
2011/07/24
彩也
格差がいけないわけじゃないが、ひどすぎる社会的不公正は問題、求められるのは、世の中の公正さ。という著者の考えは多くの人の賛成を得られそうだし、ジャーナリストや財界人との対談は賛否両論あれど興味深い意見も多い。しかし、香山リカと渡辺えり子(今は渡辺えり)との対談は質が良くない。日本の文化人が「平和」を語る言葉は、どうしてこんなに軽いのか。渡辺えりの、「イラク攻撃前に、飛行機をチャーターして、イラクの子を日本に連れてきて助けようと思った」という話にはもやもやとした気分になった。どうしてイラクの子供だけ?
2011/01/12
かりん
4:積読本。相変わらず「人間でいること自体が嫌になる」という過激な落胆(笑)。マスコミは公正中立の必要なし。“職業に貴賎なし”を逆手に。「利他の心」はオブラート。大国らしくしたい。被害者でいたい。高いメニューの選択肢ばかり増。肉体的な活動が許せない。権力行使:強制→合意・賛同。君が代の作曲はイギリス人。衛星プチ帝国。教師は民間企業にコンプレックスを持つ必要なし。憂国語法。小さな政府だけど強い。自分で勝手に伸びていけないやつのどこがエリート? 米は黒人が社会の圧力を吸収?
2009/06/17
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