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13歳からのレイチェル・カーソン

13歳からのレイチェル・カーソン

13歳からのレイチェル・カーソン

作家
上遠恵子
レイチェル・カーソン日本協会
出版社
かもがわ出版
発売日
2021-05-24
ISBN
9784780311617
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13歳からのレイチェル・カーソン / 感想・レビュー

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trazom

学生時代に「沈黙の春」を読んだだけで、海の三部作も「センス・オブ・ワンダー」も未読の私には、カーソン女史の全体像を知る有難い一冊だった。彼女の生涯を知ると、大学時代に英文学から生物学に専攻を転向し(「20歳の決断」)、作家の夢を持った科学者になった懐の深さが、傲慢で不遜な人間中心主義・人間優越主義への懐疑を生み、人間と自然との相互の関係に目を向けさせたのだと感じる。核と化学物質を「恐るべき二つの力」と批判した女史。今、その二つの脅威を背景に侵略を企てる国がある。「沈黙の春」の出版から60年目の春である。

2022/04/12

こつ

「沈黙の春」は数ページで挫折しましたが、これならいけるかもと読みました。文学の才能を早くに開花しながらも科学への道に進んだカーソン。そして大好きな科学を生かしつつ作家へ。理系と文系の才能両方あるなんてすごいです。強い反発を予期しながらも、凛として環境破壊への問題提起をしたのもすごいです。彼女が現代の現状を知ったらどう思うのか、気になるところです。

2021/10/02

あろま

図書館の本。レイチェルカーソンさんの考え方が分かりやすく書かれているので読みやすい。沈黙の春の解説と、レイチェルカーソンさんの考えを踏まえてSDGsについて書かれていたことも推せる。

2022/01/31

せらーらー

著者の『海辺』は大昔に購入したのだが、なんの予備知識もなく読んだため、全くよくわからず、結局読まずに手放してしまった。代表作『沈黙の春』は、環境問題の意識がアメリカ社会に根付くきっかけとなったとある。著者は数々の苦労、苦難、不遇に多くあったが、その都度真摯に受け入れ、懸命にできることをして生きてきた。本当は『センスオブワンダー』のような本を書きたかったようだが、死後友人たちの編纂により出版することができた。そして私たちに、重い課題と共に地球がいかに儚く素晴らしいのかを、バトンとしてしっかり送ってくれた。

2024/05/31

fumikaze

他の本も読んでみたい。

2024/01/21

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