復帰50年 沖縄子ども白書2022
復帰50年 沖縄子ども白書2022 / 感想・レビュー
二人娘の父
2015年に沖縄県が発表した「子どもの貧困率約30%」が小さくない衝撃を与えた。以来、沖縄を語る上で欠かせない要素として、「子どもたちの置かれている実態」が示される。貧困をきっかけに若年出産や虐待、DVなど、沖縄の子どもたちに強いられているあまりにも過酷な状況についての「事実」が、本書の執筆者らの努力によって、少しずつ明らかになりつつある。この課題の解決は容易ではないことを共通認識としつつ、一人一人の小さいけれども貴重な努力の積み重ねが、今日も続けられている。心からの敬意と私が為すべきことを心に刻みたい。
2022/12/18
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