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女子をこじらせて

女子をこじらせて

女子をこじらせて

作家
雨宮まみ
出版社
ポット出版
発売日
2011-12-05
ISBN
9784780801729
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女子をこじらせて / 感想・レビュー

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ミカママ

女子だったら生まれながらのゴージャスでない限り、誰でも一度はこじらせた時期があるのではないか。そんな女子の黒歴史を逆なでした上で、優しくバンドエイドを貼ってくれるような作品。この世はとても、彼女にとっては生きにくいものだったのだろう。

2019/09/07

harass

KindleUnlimited。レビュで気になり読む。2011年のAVライターの著者の告白。田舎の浮いていたサブカル少女は東京を目指し、アダルト業界に…… こじらせることを隠さずに語っていて、途中引きまくる。なにもそこまでと。女であることの意味、ジェンダー論にもつながる葛藤と悩みとあがきと、それらを踏まえて内面の折り合い。女性がここまであけっぴろげに語ることへのおののきは一体なんだろうか。こじらせっぷりにあまり笑えないのだがぜひ一読を。と、調べたら著者は四年前に亡くなっていた。自殺ではないようだが。

2020/01/06

さらば火野正平・寺

図書館の伝記コーナーで発見(笑)。題名が他の本と違和感があるので手に取り、パラパラめくるとエロい単語だらけなので迷わず借りる(恥)。まずは著者がAVライターである事の自己紹介。初めてAVを見たのは大学受験で一人で泊まったホテル。「赤本すら開かずにとても人には言えないような行為に没頭」したとの事(笑)。こんな感じで笑いがふんだんに入った著者の自伝なのだが、就職するあたりから笑いの要素が失せ、女である事や私である事の苦悩と思索と考察の軌跡に。最終的に著者が開いた悟りは貴いと思う。皆に読んでほしい。

2014/06/20

lonesome

この本は雨宮さんと同じような女の人へのエールとして書かれてるけど、男でもとても共感できる。自分もこんな自分に好きになられても迷惑ですよねと思ってしまう。だけどこの卑屈さは誰かにとっては鼻につくのかもしれないな。なぜならどうせ自分なんかという評価は、自分で決めるものではなくて相手が決めるべきものだからだ。「モテキ」もすごく好きなので、ミツロウ先生との「モテキ」の登場人物に例えて展開する対談もわかりやすく面白かった。あとがきの文章も良くて、なんだか好きな人と話したいと思った。

2014/05/04

omake

自分にも「こじらせ」はある。どう対処していくか、どう折り合いをつけていくかに必死で、著者のようにパワフルな行動はできてなかったかなと思う。こじらせてないと見えないもの、感じられないものはある。キツくてしんどいけど、「こじらせ万歳!」とこの本を読んで思えた。

2022/03/14

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