寺山修司著作集 第1巻 詩・短歌・俳句・童話
寺山修司著作集 第1巻 詩・短歌・俳句・童話 / 感想・レビュー
ぐうぐう
俳句、そして短歌から寺山の創作が始まったことは、寺山修司という稀有な作家を生み出すにおいて、とても意味のあることだったように思う。短歌という極端に短い定型の中で、寺山のイマジネーションはふつふつと熟成し、誰も見たことのない姿へと成長していく。その過程が、この著作集の1巻を読むと実感させられる。定型から解き放たれ、溢れ出すイマジネーションは、詩から童話、小説へと広がり、やがて活字という静的なものから映画や演劇という動的なものへと飛躍していくのだ。
2010/01/23
王天上
とりあえず詩と童話だけ読んだ。しっとりとした暗さに包まれていて、昭和40年代の空気を感じる。これを平成の空気に入れ替えてみようと画策している。
2013/04/24
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