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海藻標本: 句集

海藻標本: 句集

海藻標本: 句集

作家
佐藤文香
出版社
ふらんす堂
発売日
2008-06-01
ISBN
9784781400204
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海藻標本: 句集 / 感想・レビュー

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はち

今日高松のジュンク堂にて購入。大学時代くらいの作品だと思うのだけれど、すでに完成されている俳句。俳句に私はいない、と思っていたが、うっすらとでもここには私の姿が見える。美しい言葉たち。

2015/11/27

際皮

句集。<あけがたの詩集に頁毎の冷え><標本へ夏蝶は水抜かれゆく><スケートの靴熱きまま仕舞はるる>など、正統派で格調高い句が多い。

2021/09/18

空の落下地点。

なんか自分が恥ずかしくなって、どうしていいか分からなくなる、著者と同じ病気だけに。今やってるオリンピックの対極。緋目高の裏に当たり前に目があると思わないこと。暗室の時計、しまわれてこれから冷えるスケート靴。それから、時系列にして3階の位置から見る戦争。裏側とか、時間を経て変わるもの。その手触りとの距離感。地図を閉じて蜩の鳴く方に進む、あと迷う勇気やその運命に敬意を評しての自棄というか。一番好きだったのは、拾われてより濃さを増す椿。むしろ拾われる為に身投げするみたいなとこあるからな、可哀想とすら想われたい。

2024/08/05

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