KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

舞姫 (まんがで読破)

舞姫 (まんがで読破)

舞姫 (まんがで読破)

作家
森鴎外
出版社
イースト・プレス
発売日
2008-10-01
ISBN
9784781600031
amazonで購入する

舞姫 (まんがで読破) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

みーなんきー

舞姫という作品は、いろんなファンがいるらしく、易しい本やコミックでも、書かれている。そしてまた森鴎外を研究する多くの人が、事実についてもよく調べており、鴎外の帰国数日後にエリスと思われるドイツの女性が、一人で来日してる記録が見つかったと聞いた事がある。従って、舞姫を読む際は常にラストが気になるのだが、この本では鴎外が、帰国すると聞いた時点で、エリスは発狂し、鴎外の事を認識できなくなった、と記されていた。

2018/06/26

さくりや

原作とだいぶ違うな。こっちの豊太郎の方が人間味があって感情移入できた。エリスはもっと儚いルックスをイメージしていたのだが……まあヨーロッパの方ですし。原作も漫画版も相沢がいい味出している笑

2016/12/07

Wisteria

原文は挫折済み。糞味噌に酷評されているのを何度か目にしていたので、なるほど、こんな話だったのかー、と。誠実の面を被った不誠実な男、豊太郎。将来を約束できない女性を妊娠させるのはやめろ!ちゃっかり実体験を純文学に昇華してしまう鴎外の図々しさに日独全土で抗議してください!

2022/09/05

おくてつ

まんがで読破を読破するシリーズ。 舞姫は高校の時に読んだけど、その時は、エリスかわいそうってこと位しか思わなかった。当時は国際結婚なんてそんなに簡単なことじゃなかっただろうし。 エリスがダンサーだったから舞姫ってタイトルだってことにも今気づいた。 仕事と恋愛と、母と彼女と、祖国と今いる土地と、人生いろんな選択の上に成り立っているんだなと改めて思う。

2017/12/29

またの名

「もらえるのはわずかばかりの給金だ。それでも彼女達は生きていかねばならん 彼女達の中で賤しい仕事に堕ちぬ者はいない」「ど…どういう意味ですか?」「わからんかね? あれは…身体を売ってるんだよ」とドイツでも主人公が直面する金と性の闇。とは言え渡独前からゲーテのファウストを読む描写により主人公の生き方に予めそんな人生観が、つまりエリートが修業時代に一時的な愛欲の対象とした相手を踏み台に更に先へ羽ばたく物語がインストールされてた納得感も加わる。文語体を噛み砕くのに加え恋人エリスの感情を強く印象に残させる漫画版。

2023/12/01

感想・レビューをもっと見る