病床六尺 (まんがで読破)
病床六尺 (まんがで読破) / 感想・レビュー
糜竺(びじく)
明治時代の愛媛県出身の俳人、歌人である正岡子規の伝記マンガのような一冊でした。34歳という短い生涯で、何年も結核、脊椎カリエスという病気に苦しみ、寝たきりになりながら、文芸、俳句活動を続けるという壮絶な人生でした。私自身は、健康に暮らしているのですが、それが当たり前に思いがちでしたが、非常にありがたい事、尊い事何だと改めて感じました。病気に苦しんでいる姿を見ると、こんな経験をすればさすがに人生観は変わってしまうな、というのがよく分かります。苦しみながらも、歌を作り続けた正岡子規はすごいなと思いました。
2017/09/01
おくてつ
まんがで読破を読破するシリーズ。 正岡子規が死ぬ2日前まで書いていた「日本」連載の随筆。 のぼさんの生涯は、坂の上の雲を読んだり、松山にある記念博物館に行ったりして知っているけれど、これはその最後の六尺の病床に伏せてからの想いに中心を置いたもの。 書くために生き、生きるために書いたその証。 結核で自分の進路に制限をかけた故に、全精力をかけて極めることが出来た美術、文学としての俳句。今日(5/19)の日経には、病気がなければ違う道で大成していたのではと書かれていたけど、そうなったら俳句の確立も遅れただろう。
2018/05/17
ぱんにゃー
「平気で死ねること」でなく「平気で生きていること」。自分が重い病気にかかった時にそう考えられるだろうか。今を大切に生きたいと思いました。
2012/10/22
ふろんた2.0
正岡子規はなんて穏やかでいい人なんだ。病に苦しみながらも執筆を続け、さらには教育について考える姿勢に感動。
2012/08/23
YJ
脊椎カリエス怖かろ。壮絶ですね。
2017/04/16
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