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竜の学校は山の上 九井諒子作品集

竜の学校は山の上 九井諒子作品集

竜の学校は山の上 九井諒子作品集

作家
九井諒子
出版社
イースト・プレス
発売日
2011-03-30
ISBN
9784781605456
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竜の学校は山の上 九井諒子作品集 / 感想・レビュー

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yoshida

九井諒子さんの一つの到達点と言える作品集。今まで同様、斬新な発想に加えて物語の叙情性も加わり読ませる。くすりと笑わせる暖かい読後感も健在。「代紺山の嫁探し」、「現代神話」、「進学天使」、「竜の学校は山の上」が特に秀逸。「代紺山」での、権平の正体と、彼を想うおみつの気持ちに打たれる。「現代神話」での馬人と猿人という発想の豊かさ、そして彼らの構成する社会が緻密に丹念に描かれる。「進学天使」は文字通り翼を持つ病気を持つ中学生の少女と、同級生の少年の淡い恋と成長。「竜の学校」の真摯さ。繰り返し読み返す傑作短編集。

2016/12/26

Die-Go

「ダンジョン飯」で一躍有名になった九井諒子先生の短編集。RPGで魔王を倒した後の勇者の後日談や、ケンタウロスの社会参画とか、竜の存在する社会の大学生活など、ファンタジーを現実世界に溶け込ませる手法は天下一品。天使のはねを持った女子中学生の進路と恋の悩みを描いた一編がお気に入り。★★★★☆

2016/08/18

ヒロ@いつも心に太陽を!

大当たりの一冊(*^□^*)!!久々にタイトル含めたジャケ買いをしたらやばいくらいに私好みの漫画だった。『あたりまえのように、そこにある非日常』という帯のキャッチコピーに偽りなし(´ω`*)!なんだか同級生には天使が一人はいて、隣の奥さまはケンタウロスで・・・なんて日常がありそうに感じられてしまうから不思議。この、ファンタジーと現実の交差がやけにリアルな世界観にぴったりの雰囲気をまとった絵とストーリーは何度でも読み返したくなる。ほんとに新人さんなん?絶対に今後追いかける要チェックの作家さんやわ!!!

2011/04/27

koi

web界隈で話題になっていたので購入。魔王討伐後の世界って吉崎先生の『ドラゴンクエストモンスターズ+』が秀逸だと思ったけど、この作品のが横たわっている問題の辛辣さが強烈だなあと思った。それより表紙にも使われている「現代神話」、最後のなんでいきなり・・・?っていう顔がもうどうしようもなく心を鷲掴みされた「進学天使」、題名にもある「竜の学校は山の上」の方が良かった。特に現代神話!みちおさん&しーちゃんの関係がほのぼのとしつつもきっちりオチのつく四コマ。笑わさせていただきました。よぉーしよしよしよしよしw

2012/01/04

Nyah

ダンジョン飯の作者さん。たまたま見かけて購入。魔王を倒した勇者のその後、美女と野獣の別の話、魔王が討伐された後の魔王城、ケンタウロスと人類が共存すると就職率はケンタウロスに軍配があがる問題、天使の中学生が、アメリカ留学を勧められる話、表題作は竜学部のある大学の竜研究会。他。楽しい。

2022/09/06

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