おくのほそ道 まんがで読破
おくのほそ道 まんがで読破 / 感想・レビュー
糜竺(びじく)
松尾芭蕉の奥の細道のマンガ本です。読みやすく、思っていたよりも良かったです。俳句の為にも、芭蕉は特に東北地方を旅していくんですが、時々、私は旅エッセイとかも読むんですが、江戸時代の松尾芭蕉目線での東北の旅が描かれていて面白く読めました。時代と共に、かわるものもあれば、かわらないものもあります。そういったものを、松尾芭蕉は素晴らしい感性で、俳句を残していったのでしょう。私自身、奥の細道にゆかりのある所の近くに住んでいたのですが、まさか、そこにも色々と出来事があったんだなと知ると、感慨深いものを感じました。
2017/12/19
さらば火野正平・寺
これも名前だけは知っているが中身は知らない名作。それを知るのに持ってこいのシリーズだとつくづく思う。芭蕉の半生と東北紀行。俳句を詠みながらの元禄の旅。動乱ものの歴史ものしか読まない私には、のんびりした気分になる時代劇である。しかし不易流行ってこういう意味だったのね。流れ行くものの中の易らぬもの。発句を支える素晴らしい健脚もナイス。しかし俳句の為の旅暮らしなんて、羨ましい御身分だなぁ。
2013/01/17
ユーユーテイン
元禄2(1689)年3月から同年秋まで、46歳芭蕉の、江戸深川から大垣に至る東北行脚の旅の記録。芭蕉が訪れた土地が順番に出てくるのでわかりやすい。また、芭蕉が若々しく造形されているのも新鮮だ。江戸を出発し、東北の玄関・白河の関、藤原三代の栄華・平泉、歓待を受けた尾花沢、出羽三山の踏破、金沢では夭逝した弟子を悼み、73歳で討死した斎藤実盛に想いを馳せる。その後弟子の曾良と別れて孤独を味わい、大垣では弟子たちの出迎えを受ける。お金もなくて、便利な道具もなくて、自分の身体と人情を頼りに成し遂げた旅だと思った。
2014/11/16
のぶのぶ
西行法師などの古の俳諧の枕詞の場所をめぐる陸奥の旅。古の歌人と同じ場所にたち、同じ感動を共有する、いいなあ。芭蕉の俳句をポツポツ出されると、いいだか悪いのかわからないが、マンガですが、一連の流れの中で俳句を読んでいくと、とても感動する。実際にその場所に行くって大事だなあ。松島や源義経が打たれた場所など、私もめぐってみたくなる。実際の場所に行く、長篠の戦いの古戦場跡で、織田信長、家康、武田勝頼がいた場所をめぐったが、感慨深かった。何もない場所ですが、時を越えて、同じ場所に立つって、感慨深い。
2016/07/18
machidataketomo
KindleUnlimitedでまんがシリーズ読破中! 3ヶ月の無料期間で全て読破する目標!! よく聞いたことがある句が出てくるが「夏草や兵どもが夢の跡」これが義経関係だったのは知らなかった。ちょうど「鎌倉殿の13人」を見ているので……
2022/09/08
感想・レビューをもっと見る