オオカミがとぶひ (こどもプレス)
オオカミがとぶひ (こどもプレス) / 感想・レビュー
匠
オオカミが大好きなのでオオカミが主人公なのかと楽しみに読んでみたら違った。でも嵐のような風が吹く夜、その風の音や速い雲の動き、カーテンから透ける木々の影の動きや天井に浮かぶ光と影・・・そんなものを見ながら眠れずにいろんな空想してたっけと懐かしく思い出せた。それにしても力強く豪快な絵で。間近で見るより、お話会のような少し目を離した距離から見てみたくなる挿絵だった。
2014/05/24
ぶち
絵も発想もなんとダイナミックでスケールが大きいんでしょう!こんな発想、齢を取りすぎた私にはできないなぁ...でも、ミロマチコさんの絵本はそんな私を連れて行ってくれるのです、オオカミが駆け回り、ゴリラが胸をたたいている世界に。『ネコのねかた』という本を私も読んでみたいです!
2019/09/25
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
画家が技法を極めて「再び子どものような絵を描けるようになりたい」というのを聞いたり読んだりすることがあります。ミロコマチコさんの絵は、子供のような自由奔放さと勢いを持ちながら、要所に大人の技法を駆使しているという印象を持ちました。眠れない夜。外は雨が降っている。風が強い。雷も鳴っている。男の子の心の中でいろんな動物たちが暴れまわって、ますます眠れなくなってしまいます。野生の動物の目ヂカラに色彩と言葉の力が加わって、豪快で迫力のある画面を実現しています。
2014/06/30
Natsuki
風が吹き荒れ、雨が打ち付ける、眠れない夜。ミロコさんの描く圧倒的なメヂカラを持った動物達が次々と現れる。絵本からはみ出さんばかりの動物達・・・いや、はみ出している(笑)読めば読むほど、見れば見るほどクセになってくるミロコワールドΨ( ̄∇ ̄)Ψタイトルもカッコイイぞ!
2015/02/08
keroppi
京都駅の美術館で、ミロコマチコ展をやっていたので、出張の仕事の合間に見る。初めて見た絵本だが、とてものびのびとしていて、発想の飛躍が楽しい。何より、色がきれい。美術館で見た原画は、アクリルで描かれており、さらにきれいで、筆運びが伸びやかだった。
2016/12/22
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