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原子力宇宙船地球号

原子力宇宙船地球号

原子力宇宙船地球号

作家
戸梶圭太
出版社
イースト・プレス
発売日
2012-09-21
ISBN
9784781608655
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原子力宇宙船地球号 / 感想・レビュー

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harass

2040年、汚染された地球から脱出する人類をのせた超巨大宇宙船が発進した。地球を汚染したのは震災後に何度も性懲りもなく原発事故を起こした日本であり、最下層の人種とされた日本人は宇宙船のメルトダウン寸前の原子力エンジンの一つに駆り出されるのだが…… ディストピアものと解釈。タガの外れたクズを描くのが大好きな作家で、十二分に堪能。正直いって、B級以下なのだが、その速度、疾走感はある種面白い。うへえと、最後はどうするのこれと思いつつ読んでいくが、希望に満ちた終わり方で驚く。万人に、一般人にお勧めしないが感心。

2018/10/24

岡 幸治

「軽い」・「下品」・「スプラッター」・「音楽」、「最後は破たんする文章」、という戸梶氏の著作を代表するワード(私が勝手に思っている)から「最後に破たんする文章」が今作は消えた。これは凄い事だと思う。しかも未来に希望が持てそうなエンディング。トカジっぽくない。でもテンポよく楽しめました。ここまで放射能の恐怖をエゲツなく、軽く、おバカに書ける才能は戸梶氏の大きな特徴ですね。

2014/07/20

バトルランナ-

トガシ、久しぶりに読んだ。皆好意的な評価ですね!中学生の初めて書いた小説をプロが書いた感じ!5点満点で3点。

2014/04/13

うめけろ

ハチャメチャ度もここまで来ると何でもアリだし好きにしてくれ~という感じで読みました。将来的にこんなことが起こるとも思えないし、極上の、とは言いませんが、そこそこ気分転換できるエンターテイメントでした。

2014/03/24

外道皇帝

久しぶりの戸梶でしたが、相変わらずトバシてますなあ。福島の原発事故をきっかけに日本で次々と原発事故が起こり地球が汚染されたために人類は超大型宇宙船で遥か彼方の惑星に向けて飛び立った。日本人は宇宙船の下働き要員として乗せてもらっていたが、原子力エンジン1基が故障して最底辺の労働者である日本人がその修理のために駆り出された・・・・。いやもうリアルで原発現場の労働者をパロってるんではないのかと。ここまで突き抜けてるともはやいうことなしですわ。ただ虚ろに笑うだけです。

2012/11/02

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