月ノ森の真弓子
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月ノ森の真弓子 / 感想・レビュー
おかむー
なんだかこれは不思議だなぁ。『よくできました』。東京が水没、台湾との交流が頻繁、代理母が仕事として認可されている、憑き物や呪いなどがそこそこありえなくない、といった我々の日本とはどこか違う背景がおぼろげに描写される宮城県北部の月の森。駿矢と姪の真弓子が普賢堂家へとやってくることから始まる物語は、登場人物の過去や背景が少しづつ紐解かれつつ、最後までどんでん反ることはなくちょっとした不思議とともに小さな事件がほのかに解決してゆく。これといった起伏もないのに不思議と穏やかな読後感がなんだか心地よいのです
2014/07/08
まる
震災から20年後、今と少し制度が変わっている日本での話ですが、舞台は昔ながらの方言や自然で溢れていて、神様や何やが信じられているというほどでもないけど存在していて…不思議な世界でした。その設定は必要だったのかと思うものもありましたが、面白かったです。ただ、結局何なのかわからないままのことも多く、世の中の不思議なことってそういうものかなとも思うのですが、ちょっと消化不良。一矢がかっこよすぎました。
2017/12/24
森の三時
転地療養と言うべきか、真弓子ちゃんの心の変化を追いかけて読めばいいのだろうか。良い意味で感想を書くのが難しい本だと感じています。あらすじと離れますが、独特な世界観でした。ところどころ不思議なことが起こるけれども月ノ森という所は昔の言い伝えが色濃く残る場所ゆえに黙ってそのまま受け止めることにします。
2019/09/25
にこ
初読みの作家さん。不思議加減がとっても好きでした。「海とぼた餅」が心にズシンと響いたので、近未来的な設定は不要な気がしました。はっきりと解き明かされない謎も幾つかあって、いろいろ気になりながらも、家族の愛がしっかりとあって安心しました。ちょっとしか出てこなかったけど、妹キャラに舞い上がっている武流が好きでした♪最後、まとめってしまっていたけど、まだまだ読みたかったです。
2014/10/08
カピバラ
不思議な雰囲気のお話。とにかく、仙人カレーが食べたい。真弓子のまっすぐな性格が好ましかったです?
2015/01/16
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