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とらわれて夏

とらわれて夏

とらわれて夏

作家
ジョイス・メイナード
山本やよい
出版社
イースト・プレス
発売日
2014-03-07
ISBN
9784781611341
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とらわれて夏 / 感想・レビュー

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翔ちゃん

2014年5月公開映画「とらわれて夏」…劇場で見終わった瞬間拍手をしたくなる…そんな素晴らしい作品でした。夏の終わり8月最後の週…母親と13歳の少年、そして一人の男が過ごした運命の六日間。大人になった彼が運命の日々を回想する形で語られて行きます。母親と二人きりの毎日、少年はいつも母の幸せだけを願い、それが自分の責任だと強く感じていました。母は太陽と言うけれど、そんな風に出来ない毎日もある。一人の男が二人に残した想いとは…。映画での感動のラストが心に残ります。

2014/09/01

kaoriction@感想は気まぐれに

夏の終わり、レイバーデーの6日間。ひきこもり状態の母アデルと、ヘンリー。久しぶりにスーパーへ出かけ、脱獄囚フランクをかくまうことになってしまう。 次第にフランクとアデルの間にはある種の絆が生まれて…。長い月日をかけて人を愛するということ、たったひとつのかけがえのないものに出会うということ。でも、たった数日間でも「人生で最高の六日間だった」とフランクに言わせる濃密な時間もあるということ。13歳のヘンリーが語るからこそ伝わる人生の機微。アデルとフランクの想いも、じわじわとヘンリーを通して伝わって引き込まれた。

2014/05/18

星落秋風五丈原

サリンジャーと年の差恋愛したという作者の経歴にびっくり。映画のイメージで読むと結構しっくり。夏の終わりに少年が成長するひと夏の経験ものだがエピローグがあることで読者も随分と安堵するのでは。

2015/05/04

アーク

脱獄犯に捕らわれながら、彼と親密になっていく親子の姿を通して、様々な形で人間関係に縛られている人々をうまく描いている。過去の離婚のトラウマから人付き合いを避けるようになった母親、脱獄犯に母親を奪われるのではないかと邪推する主人公、主人公に恋するあまり、裏切って幸せを奪ってしまうガールフレンド、そして妻に裏切られたことから人生を踏み外した脱獄犯。孤独な人々がハリネズミのジレンマに悩みながら邂逅していく様子が心に残る。ラストシーンは旅を終えたような気分になるね。

2014/07/09

ひよこ

映画を観てみたいな、と読みながら思っていました。物語の語り手の少年が感受性が豊か。

2014/03/18

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