孤独を貫け
孤独を貫け / 感想・レビュー
mitei
この本は現在の道徳に繋がるような一冊に感じた。本書の通り孤独にどんどん読書していきたくなった。
2016/05/22
Y2K☮
私も大学で学生団体に携わっていたから、SEALDsにハマる若者の気持ちはある程度分かる。背伸びしてカッコつけて耳触りの良い理念を仲間と共に叫ぶ快感。でも本気で何かを変えたいなら、まず社会の中で生き抜く為の現場を持ち、その上で時間のかかる地味な作業が必要。なのに彼らを無責任に煽る著名人は何なのだ。貴方たちの青春を勝手に押しつけるな。「彼らの人生なんだぜ」と言いたい。孤独を恐れず、右にも左にも属さず、本を読んで学ぼう。仲間と群れる前に自分の頭で悩もう。そうすれば個の自分、そしてこの国の進むべき道が必ず見える。
2016/05/16
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
勉強になります。読書の勧め行ってみたい。来年中には必ず。
2016/09/16
Y2K☮
2016年刊行。この本で篠崎にある「読書のすすめ」を知った。デモが無意味とは思わない。少なくとも対外的なアピールにはなる。しかし公のためのデモのはずが、いつしか私的な充足感、一体感を求めての参加になっていく。一種の耽溺。未来ある若者はデモに行くよりも本を読み、孤独に地道に学んで現場を変える力を育むべしというよしりんの主張は「脱正義論」を読んだ後だといっそう頷ける。SNSとの付き合い方も同じ。読書を通じて考える過程の中で様々な姿勢の人とゆるやかに繋がり、見解を交換し得る読書メーターはバランスのいいツールだ。
2022/11/02
Y2K☮
要はデモやSNS等で自己承認の欲求を満たすのではなく、孤独に本を読んで考え、学び、自分の思想を持って生きようという勧め。趣旨は分かる。お二人は読メのことは詳しく知らないのかな? 上手く活用すれば思わぬ良書と出会えるし、自分の中には無い考え方に触れられる、そんなSNSもある。まさに清水氏が云っていた「石ころは道具として使えば善だし人に投げつければ凶器」という「三性の理」なのだ。もちろん孤独と孤立は違う。以前話題になった図書館員のツイッターじゃないけど、書店も孤独な人が気軽に訪れて話をできる場にしていきたい。
2017/06/17
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