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積読こそが完全な読書術である

積読こそが完全な読書術である

積読こそが完全な読書術である

作家
永田希
出版社
イースト・プレス
発売日
2020-04-17
ISBN
9784781618647
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積読こそが完全な読書術である / 感想・レビュー

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ねこ

図書館の返品棚で気になって借りた本。読書をビオトープ(ある場所の小さな生態系)に例えていました。私のリアルな書棚は500冊程度。実際読んだ本は200冊程。基本は図書館で借りているからです。この規模が今の私には妥当と考えています。情報の洪水の中、自分だけのビオトープを育て新陳代謝させて行くイメージで腑に落ちました。J.アドラーの「本を読む本」の初級読書、点検読書、分析読書、シントピカル読書とがあり私は分析読書辺りが現状だとも感じました。カーネマンのファスト思考(直感)とスロー思考(熟考)のバランスも納得です

2022/08/02

tamami

どなたか、読友さんのレビューで本書を知り発注。地方の書店ではあるが、翌々日には届く。大量の積ん読本、テーマ別のビオトープ、本で床は抜けるのか、蔵書が負の遺産になるとき等々、自分自身に直結する「課題」が目白押しで、これからの我が読書人生にも大いに参考になった。積ん読は本だけにあらず、完全な読書はあり得ない等々、より広い視野に立つことで読書の意味も大いに変わってくる。少し自信も与えられた。取りあえず現状維持で行けそうである。ただ、歳を取って身体の節々が痛み、段ボール箱一杯の本が運べなくなったのには困っている。

2023/04/20

ミライ

「積読=完全な読書術」というタイトルに惹かれて購入、自分自身も積読が多いので興味本位で読んでみた。ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」、こんまりさんの「片づけの魔法」、山口周さんの「読書を仕事につなげる技術」など、いろんな著書の読書テクニックに永田さんが独自の味付けをして「積読」のすばらしさについて語る。最近本が増えてきてどうしようかと考えていたところ、そろそろクラウド(電子)に移行したいんだが、なかなか踏み切れない。VR機器がメガネくらいのサイズになってきたら紙本の積読問題は解決する気がする。

2020/07/31

kana

内容はタイトル通りですが、生半可な積読礼賛ではない、読み応えのある作品。というのも古今東西の読書論を紐解き積読がどう解釈されてきたかを分析した上で独自のビオトープ的積読環境の形成を推奨するのですが非常に納得感があり、今年も着々と積読を重ねてきた私の罪悪感も浄化されていきます。ただ一歩間違うと積読本の放置はセルフネグレクトに繋がりかねないとして警鐘を鳴らし、定期的に積読本と向き合い、自律的な積読環境構築を心がけよということで、肝に銘じます。積読していない人にも面白いアプローチなのでぜひおすすめしたい本です。

2021/12/22

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

これは多くの人に読んで欲しいと思う本だなぁ。この本を読んだら、今まで読書に対して抱いていたイメージが変わるかもしれませんよ。

2020/05/25

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