被災地から問う この国のかたち (イースト新書) (イースト新書 1)
被災地から問う この国のかたち (イースト新書) (イースト新書 1) / 感想・レビュー
キキハル
今さら震災関連の本なんて。そう思いながら読んでみた。三人での鼎談と講演の記録である。各人の立場から話される言葉には説得力があった。大切なのは、30年後、50年後の日本の姿を思い描いた施策をすること。それなのに復興構想会議がたったの二か月半で解散していたことなどまったく知らなかった。実際やはり多方面で温度差はある。現地に立ちそこの空気を呼吸していない人間には絶対にわからない。放射線量も除染も風評被害も。どれほどイメージを繋ぎ合わせても現実の1%にもならない。だからせめて本を読む。生の話も是非伺いたいと思う。
2013/07/16
ジーク
震災は、まだまだ終わっていません。これからの世の中を考える上で大切なことは何かを問われています。
2014/01/13
mayumi
「りっぱないわてをつくってくれ」と言い残し、海に沈んだ方の話を読んで、涙が溢れた。と同時に申し訳ないと思った。2年もたっているのに遅々としか進まない原発処理、被災者への対応。立派な日本とは言えない現状。何もできていなくて、悲しくなる。
2013/10/03
どら猫さとっち
東日本大震災は、まだ終わってない。特に福島は、原発事故が起きて、多大な被害を及ぼした。そんな福島に所縁のある識者が問う、これからの復興について、この国のかたち。日本全国の人たちに、是非読んで考えて欲しい。被災地の人たちに何か必要で大切か、本書を通して見つめ直すべきではないか。まだ復興が滞っている現在、本書を世に送ったことは大きい。
2013/08/05
いっちー
2013年7月21日、八重洲ブックセンターでの和合亮一氏の講演会「3・11と福島の今」に参加。和合氏の詩の朗読に圧倒されました。
2013/08/05
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