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ぼくらのSEX (文庫ぎんが堂)

ぼくらのSEX (文庫ぎんが堂)

ぼくらのSEX (文庫ぎんが堂)

作家
橋本治
出版社
イースト・プレス
発売日
2021-02-10
ISBN
9784781671994
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ぼくらのSEX (文庫ぎんが堂) / 感想・レビュー

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ケー

語り口がやわらかで読みやすい。でも少し男子に対して厳しく接しすぎのような感じも受けた。あと、解説が二村ヒトシさんなのはものすごく納得。絶対大きな影響受けていると思うもん、二村さん

2021/03/13

カリスマ

SEXが自分にどういう意味を持つのか知ることができた。生理のメカニズムとか知らなかったのでめっちゃ勉強になりました。「「男らしさ、女らしさ」には、必ず「その人間にとっての」という条件がつく。」「「快感」というものを手に入れるのだったら、それと引き換えに、それに相当する「みじめさ」という代償をはらわなけらばいけない。」「「こういうふうにやるんだ」と思う通りのことをすればいい。それが、あなたにとっての「正しいSEX」です。」「「恋」というものは自信を生み、それと同時に(中略)激しい失望も自身の喪失も生む。」

2024/08/10

2兵

橋本治さんの本は、まだ二冊目だが、この人の文体は理屈っぽいけれど、分かりやすいから好きだ。本書も、タイトルから想起されるようなふざけた本ではなく、SEXというものについて、とにかく大真面目に考え抜いた本であるという印象を受けた。また、90年代前半の本だが、多様性(同性愛など)について肯定的に捉えた書き方がなされており、今読んでも勉強になるところが多かった。「友情というのは、SEXぬきの恋愛である」「SEXの段階=自分が納得できるようになっていくためのプロセスである」など、金言が連発されている。

2023/10/08

rosie

他者との関係についてのお話。対象年齢が低いからか、『恋愛論』に比べてかなり優しい。スラスラ読んじゃったけど、もっとじっくり考えてもよかった。煮詰まっている時、橋本さんの本を読むと救われる感じがする。知りたかったことがきちんと書いてあるから。読んだ後、考えたことを実践するのがとても難しいけど。新年だし、頑張りたい。

2023/01/03

たんかともま

丁寧な口調で道徳的にセックスを説かれるのかと思ったが、セックスをエネルギーと表現したり、他人の体を使ってするオナニーと表現したりするあたりから、綺麗事以外にも目を向けているなと感じた。源氏物語の解説、自分がないということや自由がないということ、尻拭いを任せてしまったり、出家の意味合いだったり、そういう視点で読みたくなる。古臭い意見は解説でフォローされているが、古臭いと断じるほどではないと感じた。しかし、ロリコン、近親相姦、スカトロ、SMなどについての言及はやや深みに欠けている気がしたのは混乱の時代だから?

2021/06/20

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