気象予報士という生き方 (イースト新書Q)
気象予報士という生き方 (イースト新書Q) / 感想・レビュー
海燕
森田さんの若い頃からの苦労の一端を見た。「天気図3000枚」の言葉が表すように、多くの天気図を自ら書かないと一人前の予報官にはなれない。コンピュータによる数値予報が支配的な今でも、そのシステムを運用したり予報を使ったりするのは人間で、そうである限り人間の知識や経験の重要性に変わりはないと思う。気象予報士は予報することが仕事だが、気象キャスターは予報の内容を分かりやすく相手に伝えることが大切。森田さんは気象予報士に必要な適性として、観察・観測を挙げる。天気予報の原点で、それなしに予報は成り立たない。
2022/12/25
srmz
小学生の頃、天気予報士になりたいと作文に書きました🥺今もなお防災を防げたり生活に関わるからこそ天気予報士という存在に憧れています。そんな思いから本屋で目に止まり購入!本書は、森田さんの生き方と気象予報士の魅力がギュッと詰まっています。読んでいて面白くてワクワクしました😊特に印象的なのは、今を語る天気予報士としての活躍(例:牛肉の値上がりは干ばつにやりとうもろこしの物価上昇)とあしたはあした(今日正しいことでも明日は正しくないかもしれない)、気象予報士はお金儲けにはならないが損害を防ぐことができる点。
2023/03/18
ななお
森田正光さんの自叙伝が4割、気象予報士試験の受験詳細が4割、気象予報士そのものの今後の行く末についてが2割。 特に気象予報士の今後に関する記述が興味深かった。
2023/06/01
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