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いのちの食べかた (よりみちパン!セ)

いのちの食べかた (よりみちパン!セ)

いのちの食べかた (よりみちパン!セ)

作家
森達也
出版社
イースト・プレス
発売日
2011-07-16
ISBN
9784781690025
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いのちの食べかた (よりみちパン!セ) / 感想・レビュー

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あじ

動物の肉を忌み嫌ってきた日本人の根深い思想を背景に、いのちを切々と説いている。肉が食卓に上るまでの過程に止まらず、携わる人間の尊厳も見つめる。動物の血にまみれる者「穢れと不浄」=被差別部落の歴史と、貶める人間の愚かさまでを。そしてモノの見方、捉え方を、様々な角度で思考する事の重要性を訴える。本書にはルビがふられているが、対象年齢を問わない内容だ。【肉】の深層を抉り取る書籍は希少である。

2017/12/14

ふみふみ

恥ずかしながら、初めて「と場」のことを知った。私たちが毎日食べているお肉。ちょっと前までは、元気だった豚や牛なんだと、当たり前のことだけど、全く「お肉になるまで」の過程を知らなかった。また一つ、勉強になった。知るって大事だ。

2013/08/12

manamuse

なんだろう…この作者が合わない。児童書だから読みやすいかと思ったら、結局いつものパターンになってる気がする。宗教・戦争・被差別部落…そこまで拡げなくてもいいような…。一応、絵本の方も読んでみるかな。

2023/04/25

sui

日本人が2004年に食べた肉の量。牛:1,267,602頭、豚:16,183,495頭。私たちは命を食べている。そんな事分かってると、みんなは言うだろう。でも、牛や豚がどのように殺され解体されるのか。誰がその仕事をしてくれるのか。知ろうとする人は少ない。森さんは言う。知ろうとすることが大切だと。戦争、差別・・・話はどんどん深まっていく。森さんの心に語り掛けてくるような文章がとても誠実。考えない方が楽だから、知ろうとしない大人になっている自分に気付く。小学校高学年になったら娘たちに読ませよう。

2016/09/02

ヒラP@ehon.gohon

自分たちが何不思議なく日ごろ口にしている肉。 その肉がどのように精肉されているか、森さんはそのことを伝えながら、どうして知ろうとしないのか、とても奥深いことを教えてくれました。 森さんはこうも言っています。 「自分で見ることが必要だ。事実は語られるところから、語る人のフィルターを通したものとなるのだ。」 素晴らしい言葉です。

2011/11/23

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