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ひとりひとりの味 (よりみちパン!セ)

ひとりひとりの味 (よりみちパン!セ)

ひとりひとりの味 (よりみちパン!セ)

作家
平松洋子
出版社
イースト・プレス
発売日
2011-10-04
ISBN
9784781690186
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ひとりひとりの味 (よりみちパン!セ) / 感想・レビュー

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ぶち

ひとりでむっつり食べる味。照れ隠しに大騒ぎでみんなで食べる味。好きな人とふたりの味。慣れ親しんだ味や、だめぇな味。生きることの楽しさや切なさ、哀しみは、そんな味のごった煮なんだという平松さんの食事に対する考えがしっかり伝わって来ます。家の味、給食やお弁当の味、食事のマナーなどを通じて、味の奥深さや面白さ、楽しさ、寂しさを若い人に教えてくれています。いや若い人だけではありません、大人になった人にも充分に示唆に富んだ内容なのです。 食生活や食文化から産まれる知恵のかずかずが詰まった本なのです。

2021/08/28

よこたん

“私など、昼間に電車に乗っていて突然思い出し、「よし、今晩は鶏の唐揚げしかないっ」とひとり鼻息を荒くした覚えが数え切れないほどあります。どうして、にんげんは鶏の唐揚げひとつでこんなにコーフンできるのでしょう。” もう激しく同意。生きるために食べることと、味わうために食べることが同時に出来るのがにんげん、だそうな。玉子焼きでもすき焼きでも、家の味がある。甘いもの、出汁をきかせたもの、入れる具材、その味でずっと育ってきたから、よその家の味に驚いたりもする。どれも正解なのだね。YA向けのシリーズで、読みやすい。

2021/09/29

おくらさん

いいなぁ。こういう感覚って忘れていくのよね。 たしかにお風呂で直接蛇口から飲むお水の美味しかったこと! 記憶というより 忘れていた思い出かな。

2021/08/23

野のこ

ひとりひとりのうっそーな味 いやぁな味、みんなそれぞれの味がある。「うちの味」タカコちゃんちはトーストにお塩を振ってバターをたらす。あぁ絶対美味しい!私の母の味は豚肉と林檎の生姜焼き、久しぶりに食べたい。ティーンズの本だけど大人もなるほどー!っと楽しめました。ただ「自分で作る味」はもっとわぉ!ってなるレシピが欲しかったです。

2016/12/14

シルク

筆者は韓国ですんげーアンモニア臭のするエイの刺身を出されたとき、頭は痺れ、鼻水、涙がとめどなく溢れてきても、それでも箸を離さなかった話をして、「まあ、これなら、どこに行っても暮らせるかな、と」と言ってはる(笑) わたくしもそんな感じかなーと、ちょっと思ったが、「いやいや」とも思った。うむ、外国に行って、蛙(中国)とか、川の水でスープ作った麺(ベトナム)とか、一緒に行ったひとが「やめな、無理だって」と言うものを、割と食べる。けど、わたくし、昆虫はどうしても、口が、からだが拒否する。小6のとき、担任の先生が→

2023/02/08

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