この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ 51)
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ 51) / 感想・レビュー
小太郎
総ルビなので?だったのですが、この本中学生くらいを対象に書かれたそうです。西原さんの生い立ちは色々読んでるんですが、この本も彼女の立ち位置の原点と言える幼少期の話から始まっています。お金を通して大人になること、働くことを彼女なりの言葉で綴った秀作だと思いました。中学生は勿論、訳の分からん自分探しをしているような大人にも読んでほしい一冊でした。
2017/10/07
りこ
相変わらずの西原節。今まで読んできたサイバラの本に切れ切れが書かれて来た自身の生い立ちや生きざまの事がよく解る。やっぱり強いなぁ。ここまで行くと尊敬します。
2015/04/20
もりけい
貧困から脱出は簡単ではない。自分の努力と才能もさることながら、母親が虎の子の貯金を出すところが泣けてくる。ただマンガで成功して順風満帆に見えても、仕事のネタのためにギャンブルやFXに手を出し、幼少期のカネの大切さがあまり体にしみついてないのが不思議なところ。
2015/05/31
伊坂光代
貧しい幼少時代の体験と自分が上京して自活した時の体験からお金と稼ぐってどういうことか語っていて、直球だけど分かりやすかった。 とにかく自分で稼いで暮らしていけることは幸せで人間の基本なのだということかな。 専業主婦なのでちょっと胸が痛みました。(耳ではない)出来ることを始めてみようか。
2014/01/16
Machida Hiroshi
本書は著者が子供たちに読んで欲しいと願って書いた本だそうです。「毎日かあさん」の著者ですが、これはエッセイというか自伝で漫画ではありません。 それにしても壮絶な人生です。多分、自分はもっと酷かったという人もいるでしょうけど、僕は自分が何と恵まれていたのだろうと思い知りました。それはともかく、本書を読むと、貧乏は、いやおうなく人を犯罪や暴力に近づけてしまうことが良く判ります。また貧困・暴力は次世代に連鎖しやすいことも判ります。現在の日本の状況をかんがみるとこれからの子供たちの将来に絶望的な気持ちになります。
2016/01/07
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