童貞の教室 (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ 54)
童貞の教室 (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ 54) / 感想・レビュー
ワタナベ読書愛
高校卒業後、映画の専門学校で学び、卒業制作「あんにょんキムチ」で話題の人となった映画監督。筆者の青春時代は、童貞と在日韓国人(3世)という、周囲の人と違う側面を意識することから、自分らしい人生を歩みだしたと思う。男子にとって童貞というものは重い問題だ。女性に対する幻想、自分の世界に固執、高すぎるプライドなどで悩み、のた打ち回り、根拠のない思い込みにより極端な行動に走る走る。暴走する過去の自分をさらけ出し、直視する。他人事なのに、読者の側も思い当たるフシを突かれて動揺する。そんな羞恥プレイ的で真面目な一冊
2021/04/13
v&b
「作品の中にいるので、いつでも会いにきてください。」簡潔さを支えるもの。
2017/08/15
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