犬と私 新装版
犬と私 新装版 / 感想・レビュー
KAZOO
江藤淳の第一エッセイ集です。50年以上ぶりの再読です。犬が好きだった関係で読んだのですが、当時は作者をあまり知らないで読んでいました。また三月書房の出版で小さな箱に収められている本であったように記憶しています。お子さんがいなかったので、犬を飼ってその様子が楽しめました。海外に2年留学されたときには預かってもらっていたようです。すっかり内容を忘れていました。
2024/11/19
Xionglongshu
今まで読んだ他の本のイメージがあって、江藤淳がこんなに軽妙な随筆を書く人だとは思わなかった。犬を飼ったら読もうと思っていたから読んでみたけど、犬部分に限らずだいぶ面白かった。30歳くらいの頃に書かれたらしい。 犬を飼い始めてガラリと変わる若い夫婦の生活が微笑ましく、共感せざるを得ない。 「人間の意見というものは、つねに動物の沈黙にはかなわないらしいのである。」 江藤淳の「と私」シリーズは全制覇したい
2023/04/01
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