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状況に埋め込まれた学習: 正統的周辺参加

状況に埋め込まれた学習: 正統的周辺参加

状況に埋め込まれた学習: 正統的周辺参加

作家
福島 真人
ジーン レイヴ
エティエンヌ ウェンガー
Jean Lave
Etienne Wenger
佐伯胖
出版社
産業図書
発売日
1993-11-12
ISBN
9784782800843
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状況に埋め込まれた学習: 正統的周辺参加 / 感想・レビュー

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太鼓

学習は閉じこもりきった場での知識の伝達ではなく、コミュニティの中で、他者との関係の中で育んでいくものである。社会的な動物である人間にとっては学習ですら社会的なのですね。

2016/06/19

shin_ash

正統的周辺参加って聞いたことあるぞ、と思って手に取った。やたら長い序文、短く難解な本編、またボリュームある難解な解説、比較的理解しやすい訳者後書きで構成される。兎に角これまでにない学習の概念を提案しているので、周りくどい説明が繰り返し用いられかえって難解な気がするが、言いたいのは従来の教える内容を覚えて使える様にすることを学習と呼ぶのではなく、生産的な何かを実践する共同体に参画しベテランになって行くプロセスが発生する現象を”学習“と呼び、そのプロセスは共同体をも再生産していると言うことだ。確かにこれまでに

2021/12/25

★★★★★

学習とは個人の内部における情報の受容ではなく、共同体内での人々の相互作用そのものだとして、「実践共同体」の概念を提唱する本。社会科学で「実践」が話題になるときには、必ず言及される一冊です。認知科学と人類学の橋渡しをする福島氏の解説も良。

2010/06/07

もりけい

難解な表現でしたが、詰め込むだけの学習というイメージから、世の中の役に立つための環境に参加し振る舞いを変えていくイメージと捉えました。利己的ではなく利他的な感じ。自分のために勉強するというのは確かにつまらないものだと今ならわかります。

2022/09/20

富士さん

ベルトコンベアーで容器にものを詰めるように人に知識を詰める教育モデルから、自発的且つ双方向的、また社会全体の再生産にかかわる人間の全存在的活動としての学習へと、人の学びと成長の理論を組み直そうという試み。分けて分かるというデカルト的世界観からの脱却であり、ポストモダン的学習論と言えるかもしれません。全体を見ようというのが果たして理論たり得るのかという問題はありますが、より経験的現実的な学習観だと思います。しかし、自動翻訳ソフトみたいなすさまじい訳はどうにかならなかったものでしょうか。意味が取れない。

2020/02/03

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